〜 無念の3位 〜 |
7月30日〜8月3日まで、全日本実業団選手権が南の島 沖縄で開催された。今回、韓国代表の
白・李両選手は北京オリンピック出場で不参加、日本人選手のみの試合となるため、真価が問わ
れる大事な大会になる。4冠を達成するためにも大事な戦いになる試合、全力を尽くしチーム一丸
となり優勝を目指したいところ。 |
〜 予選トーナメント 〜 |
7月31日(木) |
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戦 評
初戦は、先日の国体予選で勝利を収めたトヨタ車体。国体予選では勝利したものの、相手のメンバーが変わ
っていることや、初戦ということもあり、決して気を抜くことができない試合となった。
立ち上がり、足を使って一気に仕掛けたいフェニックスだったが、ミスを連発し、0−7と相手に主導権を渡して
しまう。しかし、ここから末松のゲームメイクで落ち着きを取り戻し、徐々に相手を追い上げ15-16で前半を折
り返す。
後半に入り、一気にリードを奪いたいところだが、リズムをつかめず一進一退の攻防が続く。しかし武田、富田
を中心とした堅いディフェンスから地力に勝るフェニックスが、地引・大田の活躍でリードを奪い2点差で勝利し
た。 |
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〜 決勝リーグ 〜 |
8月 1日(金) |
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戦 評
決勝リーグ初戦の相手は、大崎電気。立ち上がりから、得意のディフェンスからの速攻で千々波・末松らの
得点が決まり、優位に試合を進め14-11の3点リードで前半を折り返す。
後半に入ると、退場から連続失点を許し、14-14の同点とされてしまう。そこから互角の戦いが続き、取って
は取られる展開から、なかなか抜け出すことができない。後半21分富田の得点で25-22の3点差とするが、
そこから3連取され同点とされてしまう。残り5分を過ぎゴールキーパー東のファインセーブが続くなど、リー
ドするチャンスはあったものの決定打を叩き込むことができず、引き分けに終わった。 |
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8月 2日(土) |
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戦 評
2戦目は、昨年の日本リーグでも勝利を収めているホンダ。連戦ということもあり選手の体力面を考え、ベン
チの選手も含め、全員で走ることを目標とした。立ち上がりから、得意のディフェンスから速攻の形に持ち込
みたいフェニックスだが、相手のセットオフェンスを止めることができず、スローペースな展開が続く。相手が
得意とするスローな展開に前半25分までリードされ苦しい戦いとなるが、ここから松林、岸川、ルーキー松永、
山城らがしっかり得点を重ね、15-14の1点リードで前半を折り返す。
後半立ち上がり、ゴールキーパー東のファインセーブもあり良い形でリードを奪っていく。12分には21-15と、
この日最大の6点差とするが、ディフェンスで踏んばれず、連続失点を許しリードは1点に縮まった。残り1分、
ここで失点してしまうとゲームは分からなくなるが、ディフェンスでは今大会好調のゴールキーパー東の好
セーブ、オフェンスでは地引が執念のゴールを見せ1点差の勝利となった。 |
8月 3日(日) |
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戦 評
最終戦は、宿敵 湧永製薬。先に勝利を収めている大崎電気の結果を受け、この試合で12点差をつけて勝て
ば優勝となるが、自分達の戦いをすれば必ず結果が出ると声を掛け合い、試合に臨んだ。
立ち上がり、武田のシュートで先制したものの、すぐに得点を許し、互角の展開が続く。前半20分過ぎ、10-13
とリードを許すが、ゴールキーパー東、センター末松が頑張り、3連取で同点とする。ここで、湧永製薬がタイ
ムを取った後、2連取されてしまうが、末松のカットイン・富田の豪快なポストプレーでリードを奪い返す。残り
30秒を守りきり、後半につなげたい所だが、相手エースに得点を許し、16-16の同点で前半を折り返す。
後半に入っても、互角の戦いが続き、取られては取り返す展開で試合が進む。残り10分から相手に3連取さ
れ、4点差とされてしまうが、タイムを取り、清水監督の指示から4連取し、試合をふりだしに戻す。ここからお
互いに2点ずつ取り合い、後半残り3秒で相手のフリースローとなり、これを相手エースにねじ込まれ、32-33
の1点差での敗戦となった。 |

ベストセブン 富田 恭介選手
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【次回試合予定】
第63回国民体育大会 東海地区予選
日 時: 8月16・17日
場 所: 豊橋市総合体育館
第33回日本ハンドボールリーグ
日 時: 9月 6日〜2009年3月15日
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