第9回東アジアクラブ選手権 韓国勢に敗退し、2位に終わる |
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4月20日から22日にかけて福井県で第9回東アジアハンドボールクラブ選手権が開催された。この大会は、ハンドボールの発展と東アジア諸国の交流を目的とし、各国の優勝チーム、大同、斗山(韓国)、江蘇省(中国)、北陸電力(開催地)が集い、東アジアのクラブナンバーワンを決める大会である。国内の4大タイトルとは別に、唯一の国際マッチとなる。この大会での優勝は大きな意味を持ち、日本のチャンピオンチームとしての出場となるため、日本のプライドを懸け、優勝タイトルを獲得したいところ。 |
4月 20日(金) |
戦評
初戦の相手は北陸電力。前半が始まると、野村のシュートが決まり先取点を獲得する。ディフェンスから速攻などで得点を重ね、7分までに4−2とリードを奪う。しかし、フェニックスは連続で退場者を出し、なかなか流れをつかめない。そのまま一進一退の攻防が続き、前半を15−11の4点リードで折り返した。
後半立ち上がりから得点を奪われ、さらに退場者を出し、相手に流れをつかまれる。しかし、山城・棚原などで粘り、そのまま前半のリードを守り切り、30−25で勝利した。課題の残る試合となったが、切り替えて明日に臨みたい。
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【この試合のポイント】
◆山城(7点)・棚原(7点)・野村(6点)と活躍を見せた。
◆退場者を多く出し、上手く流れをつかむことができなかった。
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戦評
2戦目の相手は江蘇省。前半立ち上がりから連取し、得意のディフェンスから速攻が炸裂。8分までに6−1とリードを奪う。しかしミスを連発し、7−5と2点差まで詰め寄られるが久保がファインセーブを見せ、その間に野村・山城で9−5とする。ここから、久保を中心としたディフェンスで得点を許さないが、オフェンスでミスを連発し得点できず14−10で折り返す。
後半に入り、立ち上がりこそ一進一退の攻防を見せるが、10分過ぎから相手のディフェンスに対し、ミスを連発。20分過ぎに19−18とされる。取って取られての展開が続き、残り15秒でフェニックスは7メートルスローを獲得。それを野村が確実に沈め、24−23の辛勝となった。
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【この試合のポイント】
◆勝負所でミスが発生し、リズムをつかむことができなかった。
◆ゴールキーパー久保がファインセーブを連発した。
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4月 22日(日) |
戦評
最終戦の相手は斗山。前半が始まると、5分までに3−1とリードする。しかし、10分過ぎから相手ゴールキーパーにシュートをシャットアウトされ得点できない。その隙に連続失点し、15分には3−7とされる。流れをつかまれたかに見えたがフェニックスはディフェンスで粘り、前半を12−14で折り返す。
後半に入ると、相手にペースをつかまれ5分に13−17とされるが、フェニックスも負けずに得点を重ね15分過ぎに20−20の同点に追いつく。ここで一気に逆転したいところだったが、相手ディフェンスを崩せずミスを連発。25分までに20−25とされる。フェニックスは諦めず攻撃を仕掛けるが、力及ばず23−25での敗戦となった。
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【この試合のポイント】
◆勝負所でのノーマークシュートを相手キーパーに阻まれた。
◆ディフェンスが上手く機能し、相手オフェンスを封じ込めた。
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結 果 |
順 位 |
チーム名 |
勝 敗 |
1位 |
斗山(韓国) |
3勝0敗 |
2位 |
大同特殊鋼(日本) |
2勝1敗 |
3位 |
江蘇省(中国) |
1勝2敗 |
4位 |
北陸電力(日本) |
0勝3敗 |
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攻め込むフェニックス |

フェニックス得意のディフェンス |

表彰式 |

ベスト7に選ばれた野村・棚原選手 |
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【次回試合予定】
第67回国民体育大会 愛知県予選
日 程: 6月19日(火)〜23日(土)
場 所: 豊田合成体育館・枇杷島SC |