戦評
今回の相手は湧永製薬。何度も戦っている、お互いを知りつくした相手で激戦は免れない。それでも間もなく行われる全日本総合に向け弾みをつけ、さらにはプレーオフ進出を決めるためにも確実に勝利を収めたいところ。
前半立ち上がり両チームともに硬さが見え、得点がなかなか入らない。お互い堅守とキーパーの好セーブ連発が続く中、ディフェンスからの速攻で末松が先取点を奪う。しかし、「湧永山脈」の異名をもつ鉄壁ディフェンスにより点数が止まってしまう。さらにはオフェンスでのミスが目立ち、逆速攻を許し点差がみるみる開いてしまう。それでも激しい攻めで獲得した7mスローを2本連続して相手キーパーにセーブされ、湧永に勢いを与えてしまう。流れを変えるためルーキー棚原を投入するが、湧永の堅いディフェンスの前に劣勢を跳ね返すことができず主導権を握られてしまう。前半終了間際に反撃するが9対14の5点差で折り返す。
後半、逆転を信じて挑んだが、後半も湧永のディフェンスを崩すことができない。自分達もミスを連発、逆速攻を許し点差が開いてしまう。12分過ぎには12点差のダブルスコアまで点差を広げられる。その後も湧永の勢いは止まらず、またフェニックスのディフェンスも機能せず一方的なゲームとなり、終わってみれば17対37の20点差のまさかの大敗となってしまった。
12月末の全日本総合に不安を残す結果を残してしまった。しかし、確実に悪いところを修正し全日本総合5連覇を目指したい。今回の敗戦により、プレーオフの出場権争いだけでなく順位にも影響が生じたため、今後も油断できない試合が続く。確実に来週の琉球コラソン戦で今回の反省を活かし、勝利を収め、勢いを取り戻したい。
◆今回の試合のポイント
・生命線のディフェンスが機能せず失点を許してしまった。
・シュートミスからリズムを崩してしまった。
・ミスが多くオフェンスで点が取れず逆に速攻を許してしまった。 |