戦評
今回の対戦相手は、高いプレスディフェンスを得意とし、そこからスピードに乗って勢い良く攻め込んでくる豊田合成。この攻撃にしっかりと対応し、速攻へと繋げる得意のパターンに持ち込みたい。また、12月に開催される全日本総合選手権へ向けて勢いをつけるためにも、完全勝利を収めたい。
立ち上がり、豊田合成の7mスローで先取点を取られるが、すぐに武田のサイドシュートで得点を取り返し、試合が動き出す。10分まで相手の1・2・3ディフェンスに守られ3−3のロースコアの展開。しかし相手の退場を機に、末松、地引の速攻などで6連取し、10−3とする。豊田合成もエースのカットインなどで反撃に出るが、フェニックスの勢いは止まらず、得点を重ねていく。相手ゴールキーパーの好セーブもあったが、終盤には4連取で14−4とし、その後は一進一退の攻防が続き18−8の10点差で前半を折り返す。
後半は、逆に豊田合成のペース。8分には3連取され追撃を許し、得点差を縮められてしまう。それでも負けじと末松、浦田の速攻などで3連取し、この試合最大の11点差をつける。しかし、それでも再び3連取され8点差となる。その後もお互い点数を取り合い、そのまま試合終了となった。
31−23と勝利を収めたが、後半の悪い流れを断ち切ることができなかった。12月に行われる全日本総合選手権までにはしっかりと修正していきたい。
また、この試合で末松が日本リーグ通算700得点を達成し、勝利に華を添えた。
◆今回の試合のポイント
・立ち上がり、リズムに乗れなかった。
・前半15分過ぎからは、落ち着いた攻めで得点を重ねた。
・ 後半、悪い流れを修正できなかった。
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7mスローを決める浦田選手
 前半を8失点に抑える
ディフェンス |