戦評
第5戦の相手は、国体でも戦ったトヨタ紡織九州。アグレッシブな高いプレスディフェンスを得意とし、前へ前へと押し上げてくる。フェニックスは今季課題である「プレスディフェンスに対してのオフェンス」を意識し、練習してきたポストの効果的な使い方と、緩急をつけたオフェンスでしっかりと切り崩したい。
立ち上がり、ルーキー棚原のロングシュートで先制、続いて地元出身の武田が速攻を決めるが、相手もすぐに返してくる。ロースコアの展開の中、1点を争う白熱した内容。ゲームが動いたのは前半21分、相手エースとポストにサイドシュートなど3連取され10−7とされる。フェニックスは相手の退場を機に1点差とするが、再び3連取される。それでも武田のステップシュート、末松のサイドシュートで、13-14の1点ビハインドで前半を折り返す。
後半に入るとゴールキーパー高木の好セーブもあり、得点を許さない。その間、フェニックスは武田のミドルシュート、渡久川のポストシュートで加点。しかし相手も素早い攻撃とパス回しでフィニッシュまでもっていかれるが、ここでもゴールキーパー高木が、再三のピンチをファインセーブで凌ぐ。後半16分以降、フェニックス1点リードのまま終盤までもつれる展開。それでもゴールキーパー高木を中心に粘りのディフェンス。残り15秒、相手が速攻を仕掛けてくるが、シュートまで至らずフェニックスが26−25の1点差で勝利を収めた。
これでリーグ開幕5連勝を飾ったフェニックス。次週、全勝同士の大崎電気戦は、自信を持って全勝対決を制したい。
◆今回の試合のポイント
・地元出身 武田のロングシュートで、リズム良く攻めることができた。
・途中出場のゴールキーパー高木を中心に、鉄壁ディフェンスで失点を
最小限に抑えた。
・後半の中盤にミスから連続失点を許してしまった。
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激しいフェニックスの
ディフェンス

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