戦評
昨年末に行われた全日本総合では5連覇の夢を断たれてしまった。約1カ月の間を挟みリーグ戦が再び開催された。リーグ戦も終盤、フェニックスは残り3試合。今回はトヨタ車体を迎える。トヨタ車体はプレーオフに向けて勝利が絶対条件の試合であり、高いモチベーションで挑んでくる。それに負けずに確実に勝利を収め、少しでも高い順位でプレーオフに臨みたい。
立ち上がりから両チームともに動きがよく、互いに一歩も譲らない。3点差以上開くことのない展開が続く中、相手の退場を機に得点を重ね、ゲームを優位に進めていく。しかし、こちらのミスからの逆速攻やディフェンスで踏ん張れず逆転を許してしまう。3点差を付けられそうな場面に何度もなるが、ゴールキーパー田中のファインセーブで踏ん張り、前半終了間際に武田がロングシュートを決め15対16の1点差で折り返す。
後半立ち上がり、すぐ同点に追いつき再び一進一退の攻防が続く。しかし、ここで相手の退場により逆転に成功し、さらに相手が退場者を出し始めて3点差をつけた。このまま優位に試合を運びたいが、相手が6人に戻り徐々に差を縮められ再び同点に追いつかれる。ここで踏ん張りたいところであったが、今度は逆に退場者を出してしまい逆転される。逆に3点差をつけられ試合終了まで逆転できず、25対27の2点差で敗れてしまった。
この敗戦により今季3敗目。リーグでの順位は3位に後退してしまった。プレーオフ進出は決定しているが、残り2戦の勝敗により順位が変更する可能性があるため、まだまだ安心できず確実に勝利が必要になってくる。次戦の相手はトップを走り、全日本総合優勝の大崎電気。今シーズンの対戦成績は1勝3敗。全日本総合の敗戦を来週の戦いでリベンジしたい。
◆今回の試合のポイント
・ディフェンスが機能し、失点を抑えることができた。
・相手の厚いディフェンスに対しセットオフェンスでの得点が少なかった。
・終盤に突き放され、敗戦を許してしまう。 |