新潟国体決勝で涙をのむ 広島県代表に敗れ無念の2位 |
第64回国民体育大会が新潟県柏崎市で10月2日〜6日までの5日間にかけて行われた。日本リーグ開幕から3連勝と好調を維持しているフェニックス。この勢いを止めることなく、愛知県代表として国体に挑む。昨年は優勝を目前に終盤失速しタイトルを逃しているだけに、今大会では是が非でも勝利し、目標である“4冠”を達成したい。チーム一丸となり10年ぶりのタイトルに挑む。
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10月3日(土) 2回戦 |
愛知県(大同) 41( |
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)22 神奈川県(東海大学) |
戦評
初戦の相手は神奈川県代表 東海大学。立ち上がり、初戦の堅さからリズムをつかめなかったが、8分に末松のカットインからリズムを取り戻し、速攻で得点を重ね24−11で前半を折り返した。
後半に入ってもリズムを崩さず“ディフェンスからの速攻”を中心に、得点を重ねていく。ベンチも含め、60分間を走り抜き、“コートプレーヤー全員”が得点を挙げ、41−22で勝利を収めた。 |
【この試合のポイント】
◆積極的なプレスディフェンスから得意の速攻で得点を重ねた。
◆リズム良く展開し、コートプレイヤー全員が得点を挙げた。
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10月4日(日) 準々決勝 |
戦評
3回戦の相手は熊本県代表。立ち上がり、素早い速攻から山城が決め先制すると、地引、熊谷の速攻、武田のロングなどで得点を重ね、16−9で前半を折り返した。
後半はさらにペースアップし、“得意の速攻”で得点を重ねていく。この試合でも60分を走りぬき、“コートプレーヤー全員”が得点を挙げ、40−19で勝利した。
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【この試合のポイント】
◆一度も連続失点することなく、安定したディフェンスを見せつけた。
◆リズム良く展開し、コートプレイヤー全員が得点を挙げた。
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10月5日(月) 準決勝 |
愛知県(大同) 30( |
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)25 佐賀県(トヨタ紡織九州) |
戦評
準決勝の相手は佐賀県代表 トヨタ紡織九州。敗れればその時点で国体制覇はなくなるだけに、この一戦は絶対に負けられない戦いである。立ち上がり、相手の“変則ディフェンス”をなかなか崩すことができず2−7とリードを奪われてしまう。しかしフェニックスはタイムアウトを取り、落ち着きを取り戻す。そこから、ゴールキーパー東の好セーブから末松、武田、地引、熊谷で5連取し逆転に成功。さらに野村、岸川のカットインで得点を重ね16−12で前半を折り返した。
後半に入っても野村、岸川、熊谷の得点でリードを広げる。試合終盤にミスからの失点で追撃を許すが、リードをしっかりと保ち、30−25で勝利を収めた。
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【この試合のポイント】
◆立ち上がりでリズムを崩したが、“得意の速攻”で追いつき逆転した。
◆粘り強いディフェンスとチームワークで逆転勝利を収めた。 |
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10月6日(火) 決勝 |
愛知県(大同) 21( |
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)29 広島県(湧永製薬) |
戦評
いよいよ決勝戦、相手は広島県代表 湧永製薬。“悲願の国体制覇”へ向け、チーム一丸となり試合に臨んだ。立ち上がり、武田の速攻で先制するがポストで得点を許してしまう。お互いに主導権の奪い合いが続く互角の展開。しかしフェニックスから退場者が出たのをきっかけに、4連続で得点を許し3点ビハインドとなる。しかし、ここで末松が“意地のロング”を叩きこみ、さらに岸川のポストで、得点し喰らいつく。ここからは取られては取り返してのシーソーゲームが続くが、大事な場面でシュートを決めることができず、じりじりと離され16−11で前半を折り返した。
後半の立ち上がり、熊谷の速攻で一気に詰めよりたかったが、相手の巧みなセットオフェンスを守ることができず、点差を詰めることができない。“ディフェンスから速攻”へと繋げるが、シュートを決めきれない。焦りからか、らしくないミスを連発し、逆に18−28とリードを広げられる。松永、渡久川などを投入し反撃を試みるが、奪われたリードは大きく21−29で敗戦となった。
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【この試合のポイント】
◆チーム一丸となり、最後まで全員で戦い抜いた。
◆大事な場面でのシュートミスから最後まで追いつくことができなかった。 |
 気合十分で試合に臨む
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 果敢に攻め込むオフェンス
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2年連続で2位と悔しい結果になりましたが、残りの2タイトルを必ず勝ち取るよう、今大会の反省を活かし、チーム一丸となり頑張っていきます。
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