戦評 今回の対戦相手は、高いプレスディフェンスを得意とし、そこからスピードに乗って勢い良く攻め込んでくる豊田合成。しっかりと守り、速攻へと繋げる得意のパターンに持ち込みたい。また、12月に開催される「全日本総合」へ向けて勢いをつけるためにも、完全勝利を収めたい。
立ち上がりから、エース白に“マンマーク”をつける作戦に出た豊田合成。突然の“奇策”でリズムを崩され、10分を過ぎても3−5とリードを許してしまう。しかし司令塔の末松が、ここから落ち着いたリードを見せ、サイドとポストを上手く使ったオフェンスを展開、じりじりと追い上げを開始する。末松のサイドシュートを皮切りに6連取し、一気に抜け出して9−6と逆転に成功。これで落ち着きを取り戻したフェニックスは、ここからさらに“得意の速攻”を繰り出し、17−9の8点差で前半を折り返した。
後半に入っても白へのマンマークが続くが、スペースを使ったオフェンスを展開し、後半から投入された渡久川が、“パワフルなポストプレー”で得点するなど、安定した試合運びを見せる。相手も負けじとスピーディーな展開で応戦してくるが、武田を中心としたディフェンスでしっかりと凌ぎ、追撃を許さない。その後も攻撃の手を緩めず、22分過ぎには野村、岸川、千々波、末松がダメ押しの7連続得点を挙げ、力の差を見せつけた。最後まで落ち着いたゲームを展開し、40−19の21点差で勝利を収めた。
◆今回の試合のポイント
・立ち上がり、豊田合成の奇策にリズムを崩してしまった。
・前半15分過ぎから、落ち着いた攻めで得点を重ねた。
・悪い流れを試合中に修正することができた。 |
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途中出場ながら、効果的な
ポストプレーで得点を重ねた
渡久川選手

☆本人コメント☆
「今日の試合は、みんながパスをくれたおかげで得点することができました!しかし、チャンスでのミスもあったので、練習でしっかり修正します。また、今後は大事な試合でも、より多く得点に絡めるように頑張っていきます!!」 |