戦評
10月10日の首位攻防戦では、課題であったセットオフェンスを統一して攻めきり、得点を重ねていった。また要所で若手の活躍などもあり、チーム一丸となって勝ち星を積み重ねている。総合V4、日本リーグV5を目指し、このまま一気に上りつめたい。
今回は地元東海市に北陸電力を迎え撃つが、得意の“鉄壁ディフェンスからの速攻”を軸に、今季の課題であるセットオフェンスをいかに切り崩すかがポイントである。立ち上がり、ポイントであるセットオフェンスで相手を切り崩すが、シュートミスから得点を奪うことができずスローな展開が続く。ようやく得点が入ったのは5分過ぎ、末松の速攻であった。一気に突き離したいフェニックスは、ここから末松、野村、千々波の得点で4−0と一歩抜け出る。その後も、ゴールキーパー高木の好セーブなどで得点を許さず、逆にセットオフェンスから岸川のサイド、松永のロングなどで得点を重ねていく。22分には絶妙なコンビネーションから“ダブルスカイ”で白が決め、会場は“大歓声”に包まれた。その後はポスト渡久川、熊谷の速攻などて得点を重ねていき16−9の7点差で前半を折り返した。
後半の立ち上がり、いきなり得点を許してしまうが、すぐさま渡久川のポストシュートで得点し、相手の追撃を許さない。さらに白、千々波の速攻などで得点を重ね突き離していく。守っては、トヨタ紡織戦から当たっているゴールキーパー田中がこの試合も好セーブを連発し、得点を許さない。その後はこの日好調の松永の豪快なロングシュートや野村のカットインなど、若手選手が積極的に得点を重ね、相手を突き離していく。27分には浦田が速攻からのシュートを決め、ベンチ入りしたコートプレーヤー全員が得点を挙げた。立ち上がりから一気に加速し、終始リードを保ったまま36−23で勝利を収めた。
◆今回の試合のポイント
・要所で鉄壁ディフェンスを見せつけ、失点を抑えた。
・課題であるセットオフェンスで、効率良く得点を重ねた。
・コートプレーヤー全員が得点し、快勝した。
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好セーブを連発した
新人ゴールキーパー田中

激しいディフェンスで
失点を抑えた

サインに応じる選手たち |