戦評
アジア選手権開催のため、1ヶ月以上あいて再開された日本リーグ。チーム全員が揃い、急ピッチでチームづくりに取り組んだ。ナショナル選手はもちろんのこと、日本に残った選手もウインターキャンプで大きな成果を残しており、“チーム力”を上げてこの試合に挑んだ。
この最終戦にプレーオフ進出がかかる大崎電気のホームゲーム。1,500人を超える大崎電気への大声援の中でのスローオフ。立ち上がり、末松、ペク、武田、千々波で速攻中心に得点するも、大崎電気もポストを中心に攻撃をしかけ、一進一退の攻防を繰り広げる。フェニックスもペクの連続得点や、武田のロングシュートで突き放しにかかるが、大崎電気も必死に食らいつき、前半は12−11の1点リードで折り返した。
後半、フェニックスからのスローオフ。しかし、ミスにから連続失点を許し13−12と逆転を許す。また、退場者も出してしまい苦しい展開であったが、ゴールキーパー高木を中心にディフェンスで踏ん張り、得点を許さない。後半10分ごろ、大崎電気の足が止まり始めたところで、末松、武田の強烈なカットインと、ペクの7メートルスローで、20−16と4点差をつけ突き放しにかかる。さらに手を緩めることのないフェニックスは、渡久川のポスト、山城の速攻、ペクの技ありのミドルシュート、千々波の速攻で、後半26分で27−20で試合を決定づけた。その後は大崎電気も必死に追い上げを図るが、落ち着いて時間を使い、27−24勝利を収めることができた。
プレーオフの前哨戦、勝利という結果でプレーオフに弾みをつけることができた。今年度最後のプレーオフを“優勝”で締めくくることができるよう、チーム一丸となって頑張ります。フェニックスへの暖かいご声援をよろしくお願いします。
◆今回の試合のポイント
・1試合を通じて、“機動力”を活かしたディフェンスを続けることができた。
・後半に速攻で突き放し、勝負を決めることができた。
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