おおいた国体2位に終わる |
第63回国民体育大会が大分県大分市で10月3日〜6日までの4日間にかけて行われた。今大会フェニックスは、9年ぶりとなる優勝を狙う。現在、日本リーグでは首位を走るフェニックスだが、国体は日本リーグと違い、白・李の両韓国人選手ぬきでの戦いとなる。これまでの強化を結果へと結びつけ、悲願の国体制覇を達成するべく、チーム一丸となって今大会へと臨んだ。 |
10月3日(金) 1回戦 |
愛知県(大同) 32( |
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)19 福井県(北陸電力) |
戦評
1回戦の相手は、福井県代表 北陸電力。立ち上がり、ポイントを絞ったディフェンスが上手く機能し、失点を最小限に抑える。攻撃では、末松を中心にバランスよく得点し、前半を16−6の10点差で折り返す。後半に入って、多少のミスがあるものの、選手全員が得点し、いい滑り出しで初戦を飾った。 |
【この試合のポイント】
◆前半のポイントを絞ったディフェンスが良く機能していた。
◆気の緩みから、ミスを連発した。
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10月4日(土) 2回戦 |
戦評
2
回戦の相手は、岩手県代表。立ち上がり、ディフェンスでロングシュートを防ぎきり、得意の“ディフェンスから速攻”へとつなげ、点差を広げて前半を16−6で折り返す。
後半は、準決勝を見据えて、メンバーを若手に入れ替えてスタートした。積極的に前を狙い得点を重ね、この試合も選手全員が得点し32−18と危なげなく勝利した。 |
【この試合のポイント】
◆“ディフェンスから速攻”へとつなぎ、得点ができた。
◆若手選手がのびのびとプレーし、良い結果を残した。
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10月5日(日) 準決勝 |
愛知県(大同) 24( |
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)20 広島県(湧永製薬) |
戦評
準決勝の相手は、宿敵 広島県代表の湧永製薬。湧永製薬には3年連続で敗れており、悲願の国体制覇に向けて負けられない一戦である。立ち上がり、“勝ちたい”という強い気持ちが逆にプレッシャーになり、動きが硬くなってしまう。5分間で1得点と出遅れてしまうが、徐々に本来の動きを取り戻し、ゴールキーパー 高木を中心にディフェンスが機能しはじめ、10分過ぎには5点連取し8−4と優位に試合を進める。一気に突き放したいフェニックスだったが、その後ジリジリと差を詰められ、11−9の2点リードで前半を折り返す。
後半開始4分までは、互角の戦いを展開。末松の“連打”で突き放しに掛かるが、湧永製薬もここで粘ってなかなか点差が開かない。20分過ぎに19−18と1点差まで追い上げられるが、ここでベテラン 松林が、“絶妙なサイドシュート”を決め、相手に主導権を譲らない。その後、互いに1点ずつ取り合い、2点差のまま残り5分を切ったところで、本日絶好調の武田が“豪快なロングシュート”を叩き込み、試合を決定づけた。 |
【この試合のポイント】
◆ディフェンスで粘り、失点を最小限に抑えた。
◆ベテラン・中堅・若手のそれぞれが役割を果たし、チームワークで勝利した。
◆3年連続で敗れていた湧永製薬を相手に雪辱を果たすことができた。 |

VS 広島県代表 湧永製薬戦 アグレッシブなディフェンスを見せるフェニックス
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10月6日(月) 決勝 |
愛知県(大同) 24( |
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)28 埼玉県(大崎電気) |
戦評
いよいよ決勝戦、相手は埼玉県代表 大崎電気。エース宮﨑を中心に、レベルの高いオフェンスを展開するチーム。フェニックスは“国体制覇”に向け、チーム一丸となり試合に臨んだ。立ち上がり、地引の“力強いカットインシュート”が決まり、フェニックスが先制。勢いのついたフェニックスは武田、千々波が連続得点し3−0とする。その後は、シュートを決めきれず失点を許してしまうが、今大会好調のゴールキーパー 高木を中心としたディフェンスで粘り、5分過ぎには3点連取して差を4点と広げる。ここからは互角の戦いを展開し、4点リードをキープするが、12分過ぎから立て続けにシュートを外し、逆に3連続失点を許す。その後は互いに一歩も譲らず、13−12の1点リードで前半を折り返した。
後半に入っても互いに点を取り合い、15分過ぎまでは20−19と点差は1点のまま。しかし、ここから足を使った“アグレッシブなディフェンス”から得点へとつなげ、3連取(松林1、末松1、富田1)し、23−19の4点リードとした。このまま試合を決定づけたかったが、あせりからかミスを連発してしまう。自らペースを失ったフェニックスは、ここから得点が入らない。その間、相手に9連続得点を許し、逆転負けを喫した。 |

VS 埼玉県代表 大崎電気戦 粘り強く攻撃を仕掛けるフェニックス
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今大会は2位と悔しい結果になりましたが、残りの2タイトルを必ず勝ち取るよう、今大会の反省を活かし、チーム一丸となり頑張っていきます。
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