大同特殊鋼 27( |
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)33 トヨタ紡織九州 |
(10勝1敗) |
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(7勝3敗1分) |
戦評
今回の対戦相手は、現在リーグ5位のトヨタ紡織九州。相手はプレーオフ進出をかけ、必死で試合に挑んでくるだけに、決して「受身」にならずフェニックスらしい“スピーディーな展開”で勝利を収めたい。
立ち上がり、富田が得意の“速攻”で先制点。このまま一気に突き放したいフェニックスだったが、相手の“高いプレスディフェンス”の前にミスを連発。3連続失点し、1−3と出遅れてしまう。
主導権を取り返したいフェニックス。白のアシストから地引がポストシュートを決め“追撃”をはかる。しかし、この日は“鉄壁ディフェンス”が全く機能せず、テンポ良く攻めてくるトヨタ紡織九州のセットオフェンスを止めることができない。焦りから厳しい態勢でのシュートが増え、逆に速攻をくらってしまう悪い展開。その後は粘りを見せたものの、11−18の7点ビハインドで前半を折り返す。
後半の立ち上がり、末松の“ステップシュート”で得点したフェニックス。「地元の大声援」を背に、一気に追撃を開始!不調だったディフェンスが機能しはじめ、速攻、7メートルスローなどで4点差まで詰め寄る。
このチャンスで一気に逆転したかったが、またもミスをしてしまい、相手に得点され、16−21と再び突き放されてしまう。その後は時間の経過とともに選手に焦りの色が見え始め、さらにミスを連発。19−28とこの日最大の9点ビハインドとなる。
フェニックスが得意とする“ディフェンスから速攻”のパターンを相手に許してしまう悪循環が続いた。それでも地元での戦いを勝利で飾りたいフェニックスは、必死に喰らいつき、終盤に追い上げを見せ6点差まで詰め寄るが、27−33で敗れた。
◆今回の試合のポイント
・ディフェンスが受身になり、得意の“ディフェンスから速攻”で得点することが
できなかった。
・ミスを連発してしまい、リズムをつかむことができなかった。
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大歓声を受けるフェニックス

受身になったディフェンス

タイムアウトで流れを変える

7メートルスロー(末松選手)

果敢に攻めるがミスが目立った |