大同特殊鋼 27( |
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)23 湧永製薬 |
(7戦 全勝) |
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(5勝1敗1分) |
戦評
湧永製薬とは今年に入り2度対戦して、1勝1敗のイーブン。実業団選手権で1点差で苦杯をなめたが、国体では“鉄壁ディフェンス”で守りきり勝利。互いにディフェンスが得意なチームだけに、いかにして得点を取るかがポイントとなる。“コートを広く使った攻撃”と“ノーマークシュートを迷わず打ち切る”ことを意識し試合に臨んだ。
立ち上がりお互いに気迫のこもったディフェンスを展開、なかなか得点が入らない。点が入ったのは開始から2分過ぎ、末松からのパスで白のサイドシュートが決まり先制点。ここからスピーディーな展開で一気に突き放したいフェニックス。さすがは首位攻防戦、お互いに一歩も譲らず、互角の戦いが続く。試合が動いたのは前半22分過ぎ、渡久川の得点から速攻を絡め3連取し(渡久川1、武田1、大田1)13−10の3点差とする。このリードを保ったまま後半に臨みたかったが、シュートミスなどで13−12の1点差で前半を折り返した。
後半に入ってもレベルの高い緊迫感のある攻防が続く。互いに一歩も譲らず10分過ぎまで16−16と同点のまま互角の戦い。しかし、ここから抜け出したのはフェニックス。大田のサイドシュートをきっかけに速攻で3連取し(大田1、李1、千々波1)19−16と一歩リードする。20分過ぎにミスから1点差まで詰め寄られるが、渡久川、白のシュートで連取し追撃を許さない。結局フェニックスは、このリードを保ったまま試合を優位に進め、27−23の4点差で湧永製薬に競り勝った。
◆今回の試合のポイント
・安定したディフェンスで失点を最小限に抑えた。
・後半の勝負所で速攻が決まり、相手を突き放した。
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