大同特殊鋼 30( |
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)21 大崎電気 |
(5戦 全勝) |
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(3勝1敗1分) |
戦評
日本リーグが再開、対戦相手はおおいた国体で逆転負けを喫している大崎電気。おおいた国体の敗因は、オフェンスで自ら“リズム”を崩してしまったこと。今回は課題のオフェンスを修正し、チーム一丸となって試合に臨んだ。
立ち上がり、白が“鋭いフェイント”から7メートルスローを獲得。これを末松が落ち着いて決め、先制点を叩き込む。その後も、ゴールキーパーを軸にアグレッシブなディフェンスが機能し、得意の“ディフェンスから速攻”へとつなげ3−0と好調な滑り出しを見せた。ここからは大崎もサイドシュート、ポストシュートなどで反撃、しかし好調のゴールキーパー高木がこれをことごとくセーブし、相手にリズムを与えない。逆にフェニックスは、センター末松の好リードからチャンスを作り、キッチリと得点につなげ、リードを広げる。その後も安定した“アグレッシブなディフェンス”で大崎のミスを誘い、得意の“ディフェンスから速攻”を仕掛け、5連続得点(地引1、李2、千々波1、末松1)など、17−9の8点差で前半を折り返す。ハーフタイムでは、おおいた国体の反省から、点差のことは考えず最後までしっかり戦うことを確認、さらに気を引き締めて後半に臨んだ。
後半の立ち上がりは互いに点を取り合い、一進一退の攻防を展開。しかし6分過ぎ、ミスから3連取され、リズムを崩しかける。おおいた国体は、ここから逆転を許しているだけに、連続失点をするわけにはいかない。ここで末松が落ち着いて速攻を確実に決め、悪いムードを断ち切った。落ち着きを取り戻したフェニックスは、ここから安定したゲーム運びを見せ「最大12点差」まで広げ、地元ファンに“力の差”を見せつけた。その後はメンバーを交代させ、余裕を持って試合を展開。奪ったリードを守りきり、大崎電気相手に30−21の9点差をつけ勝利することができた。今後はこの結果に満足することなく、次週のHonda戦、そして湧永製薬戦も確実に勝利し、リーグ1位の座を確実なものにしたい。
◆今回の試合のポイント
・ゴールキーパーを中心にディフェンスが良く機能し、速攻で得点を重ねた。
・課題のオフェンスで、リズム良く展開、常にリードした状態で試合を優位に進めた。
・おおいた国体での雪辱を果たすことができた。
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好調なと東(左)主将高木(右)の
ゴールキーパーコンビ

この試合10得点の副主将末松

ファンのみなさん
ありがとうございました!
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