大同特殊鋼 27( |
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)23 湧永製薬 |
(17勝1敗) |
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(13勝4敗1分) |
戦評
湧永製薬のスローオフで前半がスタート。フェニックスはアグレッシブなディフェンスから湧永製薬のミスを誘い、そこをすかさず末松の速攻で先制点を奪う。更に高木の好セーブにより得意の「ディフェンスから速攻」で末松が得点し、流れをつかむ。そして10分過ぎには3連取し(末松2、白)一気に6−2と差をひろげスタートの主導権を握った。
そこから李が鮮やかなロングシュートを決め会場を沸かしたが、相手も高いプレスディフェンスで応戦。テクニカルミスやノーマークシュートのミスによりなかなか得点が伸びず、オフェンスでリズムがつかめない。20分過ぎには10−7とどんどん差を縮められる。しかし、高木を中心に必死のディフェンスでしのぎ、前半を12−10の2点差リードで折り返した。
後半開始直後、末松がリバウンドからシュートを決め、そこから一進一退の攻防が続き徐々に突き放しにかかる。さらに、退場による苦しい場面を守護神 高木の好セーブから3連取(白、末松、武田)し主導権を渡さない。波に乗ったフェニックスは最大23−15と8点差をつけ、試合の主導権をにぎる。
試合終盤、相手も必死のマンツーマンディフェンスを仕掛けてくる。フェニックスは、消極的な攻撃でミスを発生させてしまい簡単に4連続失点を許してしまう。だが、武田のポストシュート、李のロングシュートで応戦し、最後には富田のポストシュートで試合を決定づけた。
最終的に27−23の4点差で地元 名古屋での最終戦を勝利することができたが、プレーオフへ向け、課題も見つかった試合であった。しっかり課題を修正し、プレーオフへ向け万全な体制でのぞみたい。
◆今回の試合のポイント
・高木の好セーブから主導権を渡さず終始リードした。
・残り10分、オフェンスミスから逆速攻で連続失点を許した。
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